新生・PARCO劇場に『ラヴ・レターズ』スペシャル版が登場
そしていよいよ500回目のステージとなる2月25日(火)は、数々の大型ミュージカルから近年ではストレートプレイでも成長ぶりを見せる加藤和樹と、元宝塚娘役トップスターの愛加あゆが出演する。
26年間、『ラヴ・レターズ』の翻訳・演出家として作品を支えてきた青井陽治から演出のバトンを受け継いだのは、蜷川幸雄のもとで研鑽を重ねてきた演出家・藤田俊太郎だ。「まっさらな劇場に、響き渡る一通一通のラヴレターを想像するだけで興奮した気持ちを押さえられません」とコメントしている。
舞台にはテーブルと二脚の椅子。並んで座った男優と女優が、手にした台本を読み上げるだけなのに、ふたりの心情や移り変わる情景が鮮やかに胸に迫る。各公演19:00開演。
文:小川志津子