2023年2月27日 12:00
【おとなの映画ガイド】米アカデミー作品賞の本命! やっぱりスピルバーグの『フェイブルマンズ』はスゴイ
それを可能にしたのは何なのか、その創作の秘密がわかるのが、この作品。スピルバーグによる自伝的映画だ。
タイトルの「フェイブルマン」は人名。複数だから、いうなれば“フェイブルマン家の人々”。スピルバーグという姓のドイツ語の語源から、戯曲の要約を意味する演劇用語「fabel」を見つけ、共同脚本のトニー・クシュナーがシャレっ気で名付けたそう。あくまでも自伝“的”映画なので、いろいろフィクションが盛り込まれているけれど、主人公サミーの家族が、科学者の父、ピアニストの母、4人兄妹であることや、一家の歴史は、スピルバーグ家そのものだ。
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イラストレーション:高松啓二
中川右介さん(作家・編集者)
「……最後は、希望があるラストシーン。そのため、「いい映画を観た」「感動した」と思ってしまうが、なかなかどうしてシビアな映画だ」
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