くらし情報『『平成中村座 十月大歌舞伎』開幕、浅草で4年ぶりに一番太鼓が鳴り響く』

2022年10月6日 18:40

『平成中村座 十月大歌舞伎』開幕、浅草で4年ぶりに一番太鼓が鳴り響く

平成中村座「一番太鼓」の様子 提供:松竹

提供:松竹



『平成中村座 十月大歌舞伎』が、10月5日に平成中村座(浅草寺境内・仮設劇場)で初日を迎えた。

平成中村座の浅草での公演は4年ぶり。初日には、平成中村座ならではの儀式「一番太鼓」が実施された。「一番太鼓」は、寛永元年(1624年)に初代田中傳左衛門が開場を知らせる太鼓を打ったのが始まりで、元々は11月に行われた顔見世興行の初日未明に打たれていたが、後に興行のある日の夜明け前に打たれるようになっていった。平成中村座では毎回初日に「一番太鼓」が行われており、本年も初日の開演前に実施された。

■中村勘九郎 コメント
四年ぶりに浅草に帰ってきました。
今から180年前、天保十三年十月五日に中村座がここ浅草の地で開幕しました。
同じ十月五日に初日を迎えられるという、奇跡的なご縁を感じます。

宮藤官九郎さんに書いていただいた新作『唐茄子屋』ももちろんですが、古典の持つ魅力も合わせて、平成中村座でご堪能いただきたいと思います。
今日から二ヶ月、皆様のご来場をお待ちしております。

『平成中村座 十月大歌舞伎』開幕、浅草で4年ぶりに一番太鼓が鳴り響く

平成中村座「一番太鼓」の様子
第一部の幕開きは、『双蝶々曲輪日記』より「角力場」。貫禄たっぷりの人気力士・濡髪長五郎と素人角力で名を上げた放駒長吉、対照的なふたりの力士の義理と意地がぶつかり合う名場面だ。

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