2022年11月24日 12:00
日本各地の“デザインの宝物”を一堂に展示『DESIGN MUSEUM JAPAN展』11月30日より開催
2022年11月30日(水) より国立新美術館にて『DESIGN MUSEUM JAPAN展 集めてつなごう 日本のデザイン』が開催される。
「デザインミュージアム」とは「日本各地に点在する〈デザインの宝物〉の所蔵先とネットワーク化した、その集合体」のこと。もとは2020年1月からNHK(Eテレ)で制作された「デザインミュージアムをデザインする」という番組から生まれたアイデアで、日本全体をデザインミュージアムにしていきたいという、コンセプトのための提案だ。
このコンセプトをもとに、NHKが全国の放送局ネットワークを駆使。13人のクリエーターたちが各地の生活文化をリサーチした様子を、それぞれの地域で番組として放映した。同展では、その活動の軌跡と、そこで生まれた様々な成果を紹介する。
たとえばテキスタイルデザインを中心に活動する皆川明は、山形県山辺町にある「山形緞通(だんつう)」という手織りのじゅうたんの製造現場を訪問。会場では皆川がデザインし、現在試作中の緞通などを展示する。
また、建築家の西沢立衛は、江戸時代「北前船」を造る船大工が暮らしていた佐渡の宿根木の集落をリサーチ。自ら撮影した写真や、集めた民俗資料などを発表する。