2022年6月22日 15:40
安田章大と黒木華が兄妹に、舞台『閃光ばなし』上演決定
といった印象で、(まだ台本はありませんが)この兄妹の関係がどんなふうに描かれるとしても、信頼を持って演じられそうな気がします。私は「昭和っぽい」と言われることが多いので、昭和とは?と苦手意識もありますが、稽古を通じて、単に懐古するというだけではなく、今、その時代の物語をやる大きな理由を見つけ、大事に演じていきたいと思っています。
■福原充則 コメント
今回は、これまでの2作の経験をいったん更地にして、安田君と僕、お互いに何をやりたいのか、今、何を考えているのかを話すところから企画をスタートさせました。
世の中にはびこる理不尽な出来事への立ち向かい方—。そんなテーマを堅苦しくなく、いかにエンタテインメントにするか。そして、ちゃんとお客さんに向き合いつつも、正面からではなく、突っ走る僕らの背中を見せて、後からついてきてもらえるような作品にしたいねって話をしたと思います。
安田君はフィクションに自分の本音を盛り込める人。今回もまだ隠している彼の本音、新しい顔を、役を通じて見せてもらえるはずです。
また、黒木さん演じる妹役には、僕が初めて舞台上の彼女を観た時に感じた、噴火するような激しい印象を込めました。