「僕らが組むのは時代を撮れるから」 『ヤクザと家族 The Family』藤井道人監督×河村光庸が語る
本人ばかりではなくその親、妻、子供にまで影響が及び、人として扱われる権利を全て奪われてしまう。じゃあ社会からこぼれ落ちた人間はどう生きていけばいいのか?これは貧富の差が拡大しつつある今の時代に共通するテーマだと思いました」と社会のあり方について話し、モチベーションが合致したことにより、ふたりは新たな製作に向かう。
それに対して藤井監督は「監督としてスターサンズと組む一番の魅力は、時代を撮れること。今の時代に何が必要なのかを、その社会の一員として考えながら撮れる題材を、一緒に見つけていけるプロダクションなんです」とコメント。また「渾身の一作」と語る綾野をはじめとする、共演キャストからの「生涯輝き続ける色褪せることのない作品」(市原隼人談)や「俳優とは?お芝居とは?をもう一度考える機会を頂けた大切な作品」(磯村勇斗)などのコメントを見ても、その完成度に、いやが上にも期待が高まってくる。
『新聞記者』を日本アカデミー賞に導いた監督とプロデューサーの最強タッグ、そしてキャストとの共同作業から生まれた本作が、再び日本映画界の話題をさらう事は間違いない。
『ヤクザと家族 The Family』
1月29日(金)公開