2022年6月16日 12:00
flumpoolが14年来の親友・高橋優と競演 『Layered Music』東京公演のオフィシャルレポート到着
バンドとして打ち出して行きたい新機軸と、「星に願いを」「君に届け」といった代表曲群とを織り交ぜた、幅広いリスナーが集う場に適したバランスの良いセットリスト。その一方で、熱い気持ちが迸って止まらない山村のMCは良い意味でバランスを欠き、そんな山村に対して絶妙なツッコミを入れ、笑いに変えていくメンバーもまた温かい。flumpoolというバンドは外側は整っているように見えて内面は人間臭く、まさに重層的(Layered)。コアファンならば知っているそんな彼らの魅力を、対バン相手のファンの前で露わにすることも、このツアーの実は重要な意義ではないか?と思う。
小倉誠司
これからもflumpoolが生きるこの地球上で歌っていきたい
転換後、後攻の高橋のアクトがスタート。SEに乗せ、サポートメンバーに続いて最後に登場した本人に、大きな拍手が送られた。1曲目の「こどものうた」から、心を射抜き深く抉っていくような、圧倒的な歌声が響いていく。「象」ではファンもメンバーも拳を突き上げ、声は出さずとも熱狂。
「会いたかったよ、東京!」と高橋はラストで短く叫び、搔き回しの後にフィニッシュ。
「flumpoolと高橋優の出会いは、隆太が全部しゃべってくれたね」