くらし情報『『月岡芳年 月百姿』4月3日から 月にちなんだ物語を題材とした連作「月百姿」100点全点を紹介』

2024年3月18日 11:30

『月岡芳年 月百姿』4月3日から 月にちなんだ物語を題材とした連作「月百姿」100点全点を紹介

月岡芳年《月百姿玉兎孫悟空》(前期)


幕末から明治期前半にかけて活躍し、とりわけ迫力ある武者絵で知られる浮世絵師・月岡芳年。晩年の芳年が「月」にちなんだ物語を題材として描いた「月百姿」の連作100点を前後期に分けて全点紹介する展覧会が、東京・原宿の太田記念美術館で、4月3日(水)から5月 26日(日)まで開催される。
人気浮世絵師・歌川国芳に入門した芳年(1839−1892)は、その優れた画力で早くから注目を浴びた絵師だ。武者絵、役者絵、美人画、風俗画と様々なジャンルで優れた作品を残したが、江戸から明治へと急激に変化する時代を生きた彼はまた、求めに応じて戦争画や事件画も多く手がけた。流血のある残酷なシーンや死骸を描いた「血みどろ絵(無惨絵)」の描き手としても有名だ。
これまで様々な切り口で芳年を取り上げてきた太田記念美術館が今回焦点をあてるのは、芳年晩年の代表作となる「月百姿」。和漢の物語や和歌、音曲、謡曲などに登場する月にまつわる百の場面には、平安時代や戦国時代の武将たちや絶世の美女たち、あるいは幽霊や妖怪などの不可思議な存在など、様々なテーマが登場する。同展は、その百の物語の多彩な世界を、描かれている題材を切り口として、わかりやすく紹介するものだ。

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