2022年5月2日 12:00
美弥るりか主演ミュージカル『The Parlor』上演中 花乃まりあ、剣幸と親子3代を熱演
は閉店に反対する。パーラーは自分らしくいられる大切な場所だったからだ。
そこへ、千里にそっくりな女性が現れる。彼女は千里の死後、大手おもちゃメーカー・トイッスルの社長である草笛遊史(坂元健児)に引き取られていた、朱里の妹の灯(花乃まりあ/2役)。灯は朱里に、トイッスルの人気ボードゲーム「Toi・Toi・Toi」のPCゲーム版の制作を依頼してーー。
左から)花乃まりあ、美弥るりか
植原卓也
舘形比呂一
美弥は、世界的に活躍するゲームクリエイターとしてのカリスマ性を自然に醸し出しつつも、朱里が抱えている心の傷や葛藤にも丁寧にアプローチ。物語が進むにつれ、朱里の心が解けていく様子がはっきりと見えてくる繊細な演技がよかった。花乃は、千里と灯という全く性格の異なる2役を好演。剣は、その場を包み込むような温かい雰囲気があって「ザ・パーラー」に人が集う理由を体現した。劇場のサイズも物語にあっていると感じた。具象の舞台だが、映像やスクリーンを使って、場面が切り替わり、特にゲームの中の世界を表現するシーンは見どころのひとつだろう。
小さなことが、次の大きな自由に繋がっていく
ゲネプロ前には小林のほか、出演する美弥るりか、花乃まりあ、剣幸の3人が取材に応じた。