くらし情報『芦雪の初期から晩年、新たに見つかった初公開作品まで選りすぐりの優品約100件一挙公開『特別展 生誕270年 長沢芦雪』10月7日より開催』

2023年9月19日 11:30

芦雪の初期から晩年、新たに見つかった初公開作品まで選りすぐりの優品約100件一挙公開『特別展 生誕270年 長沢芦雪』10月7日より開催

長沢芦雪《寒山拾得図》和歌山県指定文化財天明7年(1787)和歌山高山寺10月7日~11月5日展示


伊藤若冲(いとう じゃくちゅう)や曽我蕭白(そが しょうはく)とともに「奇想の画家」のひとりとして国内外から注目を集める長沢芦雪(ながさわ ろせつ/1754–1799)の画業を紹介する大阪では初となる回顧展が、10月7日(土)から12月3日(日まで、大阪中之島美術館で開催される。
江戸時代中期に京都を中心に活躍した画家・長沢芦雪は、写生画の祖である円山応挙の高弟だ。当初は応挙の画風を踏襲していたが、師の代理で紀南地方(現在の和歌山県南部)に赴き、無量寺をはじめとする寺院の襖絵を描いた頃から大胆な筆遣いを用い始め、師の画風の再解釈や変容によって独自の画風を確立した。その後は、卓越した描写力に加え、奇抜な着想、大胆な構図、斬新なクローズアップ、また人を驚かせ楽しませようというサービス精神から生まれるユニークかつユーモラスな表現など、その独特の作品で人気を博した。
同展は、その芦雪の初期から晩年まで、また国内にある代表作から新たに見つかった初公開作品まで、重要文化財4件を含む選りすぐりの優品約100件を一堂に展観するものだ。
大きな見どころは、芦雪が得意とした大画面の障壁画(襖絵)の傑作が一堂に会すること。

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