2024年2月22日 19:00
フォーリミ×BRAHMANが作り上げた最高の夜 『MYSTERY TOUR 2024』最終公演オフィシャルレポート
Photo:ヤオタケシ
「fade」「knife」「Alien」と畳みかける武装モードのフォーリミ。あの頃、挑戦だったZepp Nagoyaがいつしか彼らのホームと呼べる場になって、そこで沢山のフォーリミのライブを観てきたけれど、BRAHMANを名古屋にシークレットで呼んで、全部巻き込んで自分たちの世界を作り上げるフォーリミに溜まらなく頼もしさを感じた。その上で興奮を隠しきれない4人の姿にもつい嬉しくなってしまう。
「Kitchen」や「Galapagos II」の遊び心も、何かが変わりだした頃の「Now here, No where」も、それを確信した「climb」も、フォーリミがどうやってここまできたかを物語っているよう。個人的な捉え方だけれど、『Marking all!!!』期の楽曲が小学校の同級生なら「Any」は中学に入学した頃に最初に出来た友だちだと思っていて、そんな「Any」も満員のZepp Nagoyaで歌われて嬉しそう。昨年15周年を迎え、16年目に突入したフォーリミにはこうやってどんどん楽曲とも長い付き合いになっていて、その楽曲にそれぞれファンの数だけ思い出が宿っていると思うと音楽って凄い。