ジ・エンプティ『革命ツアー2024』サバシスターを迎えた初日・千葉LOOKは最高にフレンドリーな空間だった【オフィシャルレポート】
、「マイベストラブ!」を丁寧に鳴らしていく。心の中にある葛藤を露わにしたナンバーと、懐古的で甘酸っぱいラブソングでエモーショナルな雰囲気に染め上げると観客は身体を自由に揺らして聴き入り、アグレッシブに体を前のめりにして楽しんでいた序盤とのコントラストが印象的だった。
再びのMCでは前回対バン時の打ち上げのエピソードなどを軽く披露し、2組の間柄にほっこりしているのも束の間、ライブは遂に終盤戦に。彼女たちの名が広まるきっかけとなった代表曲の「ジャージ」、そして音楽に関する闘志をツービートのメロディに乗せて歌う「ミュージック・プリズナー」などをノンストップでプレイし、ジワジワと会場のボルテージを上昇させていくと、その熱気は続くラストソングの「サバシスター’s THEME」で大爆発。ハンドマイクに持ち替えたなちが全身をフルに使って内に籠るエネルギーをフロアに向けて精一杯に放つと、観客もそれにすかさず思いっきりのシンガロングとクラウドサーフで反応し、大歓声に包まれる中でライブが終了。終始ジ・エンプティに対しての愛とエールを示しつつ、直近のツアーで培った確かなパワーを余すことなく見せつけてステージを後にした。