2023年5月11日 18:00
【NTTリーグワン2022-23 プレーオフトーナメント特別企画】「10番でも15番でも自分ができるプレーをやるだけ」山沢拓也(埼玉ワイルドナイツ)
「結果は後に付いてくるものだと思う。うまくなるためにいろんな課題を修正するという考え。もちろん自分だけではなくチームのことも考え、色んなことを学んで、ちょうど自分の気持ちとチームでの役割、チームに対する気持ちが今いい状態にきていると思います」
追い求めるのはラグビー選手としての成長だ。
「根本的にうまくなりたいという思いがあるので、それにすべてつながっていくのかなと思います」
では、現時点の山沢拓也は理想の選手像の何%まで高まっているのか?
「60とか65くらいですかね。理想は高いので」
グラウンドを俯瞰して見ているかのような視野の広さと意外なプレーを実行する確かな技術を高いレベルで併せ持つ山沢だが、まだまだ失敗が多いと自己評価は低い。
「これまでもなかったように、この先も全く同じシチュエーションで全く同じような見え方がすることはないと思うが、その時にどれだけ見えるか、見たことに対してどれだけ判断できるかにかかっていると思う。みなさんは今までうまくいったプレーばかり覚えていてそういう風に言ってくださるんですけど、たぶん全然うまくいっていないことの方がはるかに多いと思う。そういう失敗をもとに『こういう時はこういう風にしない方がいいな』と少しずつ積み重ねて頭の中でわかってきているかなと思いはあります」