くらし情報『所蔵作品から年齢や性別にとらわれない“美しい人びと”を紹介する『美しい人びと 松園からローランサンまで』開催』

2023年2月6日 12:00

所蔵作品から年齢や性別にとらわれない“美しい人びと”を紹介する『美しい人びと 松園からローランサンまで』開催

上村松園《春宵》1936 (昭和11)年前期展示


東京・白金台にある松岡美術館は、実業家・松岡清次郎のコレクションを公開する美術館。その約2,400点に及ぶコレクションから、美しい人びとを描いた作品を特集する企画展が、2月21日(火)から6月4日(日)まで開催される。
創設者の松岡が貿易商として最初に扱った品はイミテーション・ダイヤモンドだったという。続いてルビーやダイヤモンドなど美しい貴石に惹かれた松岡は、美術にも関心を寄せ、自らの眼にかなった「美しいもの」を追い求めて蒐集することを理想とし、多様な分野からなるコレクションを築いた。
同展でも、美人画をはじめとする日本画や肉筆浮世絵とともに、ローランサンやヴァン・ドンゲンらによる西洋の女性像や男性像も紹介される。年齢や性別にとらわれずに美しい人びとを描いた作品が並ぶのが、同展の見どころのひとつだ。
特に注目したいのは、格調高い美人画で知られる上村松園が、重要文化財となった代表作《序の舞》と同じ年に描いた円熟期の作《春宵》が出品されること。同館のコレクションのなかでもとりわけ人気の高いこの作品は、改修のための長期休館からの再開後、初めての公開となる。


そのほか、牛若丸が桜の花の散る中を独り歩む姿を描いた下村観山の《山寺の春》と、歌舞伎十八番『勧進帳』で弁慶を演じる十二代目團十郎を描いた大山忠作の《辨慶(市川団十郎)

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