くらし情報『なんだかかわいい! 古代の人々の豊かな想像の世界を楽しめる『不変/普遍の造形』1月14日より開催』

2022年12月19日 12:00

なんだかかわいい! 古代の人々の豊かな想像の世界を楽しめる『不変/普遍の造形』1月14日より開催

《虎卣(こゆう)》 殷後期(前11世紀) 泉屋博古館蔵


3000年ほど前に古代中国で生み出され、その造形美と超絶技巧で今も人々を魅了する青銅器の数々。泉屋博古館の東京館リニューアルオープン記念展のパート4として、同館が誇る中国青銅器コレクションの名品が一堂に会する展覧会『不変/普遍の造形—住友コレクション中国青銅器名品選—』が、2023年1月14日(土) から2月26日(日) まで開催される。

中国の青銅器文化の特徴は、神々に捧げる「まつり」のための器が発達したところにあるという。名前の読みは難しいが、肉入りスープを煮る鼎(てい)や、酒を温める爵(しゃく)、酒や香草の煮汁を入れる卣(ゆう)、動物型の酒器の犠尊(ぎそん)など、いずれも神々の宴のための器が、ときに完璧なフォルムで、あるいは愛らしい動物の姿をかたどって、装飾文様をふんだんに施してつくられている。

同展の大きな特徴は、難解と思われがちなこうした青銅器の見方について、種類や用途、文様やモチーフ、鑑賞の歴史などの様々な角度から、丁寧な解説がほどこされていることだ。

難解な理由のひとつは、動物や想像上の怪物、獣など器の表面を埋め尽くす精緻な文様の意味がわかりにくいことだろう。実はこの文様には、人間にとって危険であるがゆえに聖性を帯びたという「二面性」

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