2021年11月24日 18:00
1968年のクラシック映画『おかしな二人』にインスパイアされた? 主演トム・ハーディが語る『ヴェノム』ヴェノム&エディの関係性
突如として地球外生命体<シンビオート>に寄生されたエディ・ブロック(トム・ハーディ)の葛藤や元婚約者・アンとの行く末などストーリーの深さも見どころとなっていたが、何よりも多くのファンを虜にしたのがヴェノムとその宿主であるエディのふたりの関係性だ。一つの体を共有し生活を共にすることで互いにストレスを感じ、喧嘩や失敗を繰り返しながらも何とか共生している様子がまるで同棲中のカップルのような間柄にも見え、ファンたちの中では映画を楽しむ一つのポイントとなっている。
今回そんなふたりの関係について、ハーディは、実は1968年公開のクラシック映画『おかしな二人』のキャラクターからインスパイアされたことを明かす。「このSF版の『おかしな二人』の片方はものすごく自信家だけど異星人で、もう片方は地球人で神経質な臆病者なんだ。現代の大ヒットスーパーヒーロー大作らしいアドベンチャーやサスペンスがあるこの作品で、僕らが子どもの頃から触れてきた映画や音楽やテクノロジー、80年代や90年代のB級映画の要素を、キャラクターや作品のトーンに染み込ませたんだ」。さらに「ティーンエージャーのような楽しさ、大人の楽しさ、そして喜び。