押井守監督「日本映画は息苦しい」 映画実験レーベル発起に強い思い
というこん身の企画で、「自分のしたいこと、プラスしたくないことを試しながら、純度の高い映画作りができた」と振り返った。
完成披露試写会には『ビューティフルドリーマー』に主演する小川紗良をはじめ、共演者の秋元才加、飯島寛騎、ヒロシエリが駆けつけた。大学の映画研究会を舞台に、“撮ろうとすると、必ず恐ろしいことが起こる”といわれる脚本の撮影を決めた映研部員たちが奮闘する本作。映画監督役を演じた新進女優の小川は、映画監督として長編デビュー作の公開も控えており、「監督役は自分にとって追体験だった」。そして「シネマラボが、若い世代や女性監督(の輩出)につながるものになれば、意味があると思う」と話していた。
取材・文・写真:内田 涼
『ビューティフルドリーマー』
11月6日(金)テアトル新宿、シネ・リーブル池袋ほか全国順次公開/p>
『ナミビアの砂漠』『侍タイムスリッパー』など、新人監督に贈られる新藤兼人賞の最終選考に