『第77回トニー賞授賞式』受賞結果レポートが到着 井上芳雄「改めてウーマンパワーを感じました」
を圧倒的な存在感のEmcee(エムシ=)として歌い上げ、会場を沸かせる。
『キャバレー』パフォーマンスより(写真提供:アフロ)
同じくミュージカル・リバイバル作品賞ノミネートの『TOMMY』のパフォーマンスでは、プレゼンターとしてTHE WHOのギタリスト、ピート・タウンゼントがプレゼンターとして来場し、自らギターを演奏してパフォーマンスにも参加した。『TOMMY』はTHE WHOが1969年に発表したロック・オペラのアルバムから始まり、75年に映画化、93年にブロードウェイ・ミュージカル化された作品で、ピート・タウンゼントが作詞作曲、脚本を手がけている。
『TOMMY』パフォーマンスより(写真提供:GettyImages)
他にもプレゼンターとして、過去の受賞者やアスリートなど多くのスターが来場したが、ひときわ注目を集めたのが元大統領候補のヒラリー・クリントン。女性の参政権獲得に向けた活動を題材にし、2部門で受賞を果たしたミュージカル『サフス』のプロデューサーを務めていて、同作のパフォーマンスのプレゼンターとしてサプライズ登壇。社会に変化をもたらすことの難しさについて言及しつつ、女性参政権獲得のために戦った人々を称賛し「選挙の年だからこそ、投票の重要性を感じてほしいと思います」