2022年6月22日 15:40
高岡早紀×溝端淳平がスリリングな二人芝居に挑む 『毛皮のヴィーナス』シアタートラムで上演
この二人は舞台では3回目となる共演で、互いに信頼を寄せ合う「同志」のような間柄だ。
演出を手がけるのは、上村聡史らのもとで演出助手として研鑽を積んだ後、2016年に文学座アトリエの会『かどで/舵』の『舵』で初演出を果たした文学座所属の五戸真理枝。本作で世田谷パブリックシアター主催公演の演出デビューを飾る。
チケットは6月19日より発売中。
■五戸真理枝 コメント
『毛皮のヴィーナス』という作品は初めに映画版で知りました。二人の会話の濃厚さ、コミュニケーションの深さ、駆け引きの激しさに魅了されて、戯曲を取り寄せてみました。戯曲で読むと、オーディションをしている現代と、劇中劇の1870年と、さらに愛と美の女神アフロディーテがいたギリシャ神話の時代までがつながっている感覚――時代を超えてずっと続いてきた男女の駆け引きを見ているような、途方もなく遠い奥行きを感じました。そしてそれが、レンタルスタジオという殺風景な場所で繰り広げられていることに、想像力の飛躍がダイナミックな作品だと思い、いつか演出してみたいと憧れていました。
高岡早紀さん、溝端淳平さんは、お二人とも以前に演出助手としてご一緒させていただいたことがあります。