くらし情報『「乳白色の肌」で知られる藤田嗣治の手しごとや手紙を紹介『藤田嗣治 心の旅路をたどる』12月16日より開催』

2023年12月4日 11:30

「乳白色の肌」で知られる藤田嗣治の手しごとや手紙を紹介『藤田嗣治 心の旅路をたどる』12月16日より開催

繊細な文字で記された文面に、ときに挿画を添えた書簡からは、折々の心境や美術に対する考えも読みとれて興味深い。
また手先の器用だった藤田は織物や裁縫、刺繡といった手芸を手がけると同時に、木工細工や陶芸作品、陶板タイルといった様々な自作の品で日々の暮らしを彩っていた。絵画用の額縁も、しばしば自ら装飾を施して制作している。同展は、絵画作品に加え、作家の息づかいが感じられるこうした手しごとの品々や手紙を通じて、藤田嗣治の人生とその心の旅路をたどる試みとなっている。
会場の大山崎山荘美術館は、大正から昭和初期の洋風山荘建築を本館とし、モネの《睡蓮》を常設する地中館「地中の宝石箱」、展示棟の山手館「夢の箱」、さらに美しい庭園を擁する美術館だ。収蔵品には民藝運動ゆかりの作品も多く、暮らしを彩る手しごとを大切にしていた藤田に思いを馳せるのにぴったりの美術館と言えるだろう。

<開催概要>
『藤田嗣治 心の旅路をたどる―手紙と手しごとを手がかりに』
会期:2023年12月16日(土)~2024年2月25日(日)※会期中展示替えあり
会場:アサヒグループ大山崎山荘美術館
時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)

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