特撮映像史を俯瞰できる『生誕100年 特撮美術監督 井上泰幸展』3月19日より開催!
市街地から宇宙までさまざまなシーンを現実化するような多様な表現、予算計画を俯瞰できる井上オリジナルの「セット設計」のような独創的な手法を知ることができる。
会場に並ぶ作品や資料は、未公開資料を含めて約500点という、これまでの井上に関する展覧会においてかつてない規模であり、深い調査をもとにした内容となっている。
さらに、井上の仕事に大きな影響を受けたクリエーターたちも協力。例えば、樋口真嗣が手掛けるメインビジュアル(近日公開)や、美術館のアトリウム空間には、島倉二千六の背景画、老舗マーブリングファインアーツのミニチュア制作による西鉄福岡駅周辺のミニチュアセット(監修:三池敏夫)が再現される。
井上の功績を振り返るだけでなく、彼の作品や特撮の魅力を多角的に紹介する展覧会となる。
福岡・岩田屋周辺ミニチュアセットのメイキング写真、「空の大怪獣ラドン」(1956)より (c) TOHO CO., LTD.
福岡・岩田屋周辺ロケハンスケッチ、「空の大怪獣ラドン」(1956)より (c) TOHO CO., LTD.
ヘドラ デザイン画、「ゴジラ対ヘドラ」(1971)より (c) TOHO CO., LTD.
井上泰幸アルファ企画にて、1994年撮影:斎藤純二
【開催概要】
『生誕100年 特撮美術監督井上泰幸展』
会期:2022年3月19日(土)