多和田任益が新加入した梅棒最新作、『ラヴ・ミー・ドゥー‼︎』が開幕
「推し」がいる(ある)人なら、きっと共感せずにはいられない、ハートウォーミングなストーリーだった。
誰もが知っているであろう聴き馴染みのある曲や、青春時代を思い出す懐かしい曲、あまり聴いたことはなかったが本作を通じて新たな魅力を見出した曲など、多種多様なJ-POPで紡がれる梅棒作品。梅棒のメンバーと同世代の筆者にとっては、「ここでこの選曲か〜!」と唸るシーンが多々あった。振付もジャズダンスがメインではあるが、正統派のアイドル振りから、ドープなヒップホップまで、いつもよりもジャンルが幅広い印象で、とても見応えがあった。
全編を通じてセリフはほとんどなく、ダンスだけで表現することも特徴として挙げられるが、本作では、作・総合演出の伊藤今人が、話題の「あの人」に扮して、ストーリーテラーのような役割を果たす(ネタバレになるので詳細は伏せるが、そのモノマネの完成度が高く、笑った笑った)。大人だけでなく、子どもも楽しめる作品なのが嬉しい(ただし、未就学児童は入場不可)。
さて、キャストについても触れておきたい。
EXTRAシリーズ『ウチの親父が最強』(2019)に出演したことをきっかけに、梅棒の新メンバーとして加入した多和田任益。