トランプが上映阻止に動いた問題作『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』緊急先行上映決定
現在の強気なトランプの姿からは想像もつかない"お坊ちゃん"のトランプ役を演じるスタンは、写真や動画で様々な時代のトランプの話し方や容姿など徹底的に研究。精細な青年から成功者へと成長する過程を圧倒的な存在感で見事に表現した。また、トランプを一流の実業家へと育てた果てに、予想不可能な運命にまきこまれる弁護士ロイ・コーンには、『民衆の敵』で本年度トニー賞演劇主演男優賞に輝いたジェレミー・ストロング。まるでコーン本人にトランスフォームしているかのように演じきり、早くも賞レースの筆頭候補に名を連ねている。
監督は、これまで様々な問題作を描き、その作品すべてがカンヌ国際映画祭に出品され、本作もカンヌ国際コンペティション部門で高い評価を得たアリ・アッバシ。脚本は、長年トランプ前大統領を取材してきた政治ジャーナリストでもあるガブリエル・シャーマンが担当した。併せて、日本での緊急先行上映決定を受けて、アッバシ監督からコメントが到着。「日本の皆さまが、アメリカ大統領選直後にこの映画をご覧になることを嬉しく思います。
この映画を観れば、アメリカがどうして今に至ったかが分かるでしょう」とメッセージを寄せた。