くらし情報『岡田美術館 開館10周年記念展 第1部は伊藤若冲と田中一村に焦点をあて紹介『若冲と一村』12月25日より開催』

2022年12月8日 12:00

岡田美術館 開館10周年記念展 第1部は伊藤若冲と田中一村に焦点をあて紹介『若冲と一村』12月25日より開催

伊藤若冲《孔雀鳳凰図》(部分)江戸時代 宝暦5年(1755)頃重要美術品岡田美術館蔵


2013年10月、日本と東洋の多彩な美術コレクションを擁して箱根・小涌谷にオープンした岡田美術館。開館10周年を祝う2部制の記念展の第1部『若冲と一村 ―時を越えてつながる―』が、12月25日(日) から2023年6月4日(日) まで開催される。

これまでの展覧会で特に人気の高かった画家4人に焦点をあて、ふたりずつ2部に分けて紹介する記念展で、第1部に登場するのは、江戸時代の伊藤若冲(じゃくちゅう)と昭和期に活躍した日本画家・田中一村(いっそん)だ。

ともに近年、特に人気が急上昇している画家だが、活躍した時代が違うため、通常は並べて見る機会はあまりないかもしれない。だが、徹底した写生、あでやかな色彩、画面に行き渡る緊張感など、作風に類似点が多いことから、若冲研究の第一人者である同館の小林忠館長は、一村を「昭和の若冲」と称しているそうだ。

同展の見どころは、共鳴し合うところのあるこのふたりの作品が、着色画や墨絵、あるいは共通の主題の絵といった様々な組み合わせで見られることである。
若冲が40歳代前後に描いた華麗な色彩の緻密な着色画と、一村が奄美大島で暮らした時代に花や鳥や魚を鮮麗な岩絵具で描いた代表作は、ともに限られた期間に集中して描かれた貴重な作だという。

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