木版口絵に描かれた明治美女に魅了される 『鏑木清方と鰭崎英朋』展が開催
また、清方と英朋の他にも、同時代に活躍した武内桂舟(1861〜1943)、富岡永洗(1864〜1905)、水野年方(1866 〜1908)、 梶田半古(1870〜1917)といった挿絵画家の作品も合わせて紹介される。
現在の浮世絵研究ではほとんど顧みられることのない木版口絵。その知られざる美しい世界を味わってみほしい。
【開催情報】
『鏑木清方と鰭崎英朋近代文学を彩る口絵 —朝日智雄コレクション』
2月15日〜3月22日(日)太田記念美術館にて開催
【関連リンク】 太田記念美術館(http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/ )
鏑木清方菊池幽芳・著『小ゆき後編』口絵大正2年(1913) (C)Akio Nemoto
鰭崎英朋柳川春葉・著『誓前編』口絵大正4年(1915)
鰭崎英朋柳川春葉・著『誓中編』口絵大正6年(1917)
鏑木清方小杉天外・著『にせ紫後編』口絵明治38年(1905) (C)Akio Nemoto
鰭崎英朋泉斜汀・著『深川染前編』口絵明治40年(1907)
武内桂舟「美人撲蛍」(『文芸倶楽部』第3巻10編口絵)明治30年(1897)
富岡永洗水谷不倒・著『枯野の真葛』口絵明治30年(1897)