くらし情報『『遠距離現在 Universal / Remote』国立新美術館で3月6日から 3年間のパンデミック期間を現代美術を通して考察』

2024年2月20日 11:30

『遠距離現在 Universal / Remote』国立新美術館で3月6日から 3年間のパンデミック期間を現代美術を通して考察

井田大介《誰が為に鐘は鳴る》2021年© Daisuke Ida, courtesy of the artist作家蔵


ほんの少し前のことでありながら、日に日に忘却の彼方へと遠ざかる3 年間のコロナ禍の時期を現代美術を通して振り返り、個人と社会の距離感を考察する展覧会が、3月6日(水)から6月3日(月)まで、東京・六本木の国立新美術館で開催される。同館では5年ぶりとなる現代美術のグループ展である。
2020年に始まった国境なきパンデミックでは、入国制限や渡航禁止によって国家間の「遠さ」が露呈した一方で、資本や情報の世界的な移動は止まることがなかった。個人の生活では、リモートワークの定着によって「遠さ」を隠蔽・解消することが可能となり、また感染症が沈静化すると、早くも「遠さ」の感覚は失われてしまった。だが、資本と情報が世界規模で移動する現代社会の状況を踏まえると、その「遠さ」の感覚は重要なのではないかという視点から、『遠距離現在』というタイトルが造語されたという。
参加するのは、今世紀の社会の在り方を鋭く作品化し、国際的な注目を浴びているアーティストたち。井田大介、徐冰(シュ・ビン)、トレヴァー・パグレン、地主麻衣子、ティナ・エングホフ、チャ・ジェミン、エヴァン・ロス、木浦奈津子、ヒト・シュタイエル(ジョルジ・ガゴ・ガゴシツェ、ミロス・トラキロヴィチとの共同制作)

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