2024年1月25日 10:00
常に新たな物語と舞台表現を追求する劇団「カムカムミニキーナ」 新作『かむやらい』2月1日より上演
松村武が作・演出を務めるカムカムミニキーナ vol.73『かむやらい』が2月1日(木)、東京・座・高円寺1にて開幕する。
今回のキャストには、看板俳優である八嶋智人はもちろんのこと、映画やドラマで活躍を続ける天宮良、『ミス・サイゴン』など数々のミュージカル作品で存在感を示す麻生かほ里、昨年注目を集めた『エンジェルス・イン・アメリカ』にも出演した坂本慶介らが並ぶ。
あらすじには、「歌うことだけが役割のカナリヤのような王」が「父の物語」を語る、それが万国博覧会の客寄せの目玉として劇になる、という内容が書かれている。また、「歴史の闇に葬られた三人の女王たちの物語に光を当てる」作品とも。タイトルの「かむやらい」は神(かむ)をやらう(追い払う)という意味の言葉だという。神をふるいにかけようとした父と子はどのような結末を迎えるのか。神話をベースとした、スケールの大きな物語になりそうだ。
カムカムミニキーナは、作品に合わせてステージを自在に活用し、舞台美術で、演出で、衣装で、そしてもちろん演技で、「演劇を観た!」と満足できる観劇体験を手渡してくれる劇団だ。
劇団員を中心とした軽やかでテンポのよいやりとりを観ているうちに、観客はいつの間にか壮大な世界に巻き込まれている。