梶原岳人&島﨑信長の関係性「自分にないものを持っているから高め合える」
と思っているんですよね。
仮に同じポジションの人がいても、それこそアスタとユノのように同じ志を持った人は仲間としていてくれた方が強くいられるし、競い合う関係性よりも高め合える関係性の方が自分にとって返ってくるものが大きいように思うんですよ。何より共存できれば、一人、また一人といい役者が増えていって、結果的に業界全体も良くなるのではないかと。そういう意味でも僕は乗り越えたい人はいなくて、共存の道を選んでいきたいですね。
梶原乗り越えなきゃいけないのは「今の自分」だと思っていますね。すごい人たちと堂々と胸を張って肩を並べて芝居をしていきたいと思っていて。先輩方からも「こいつと一緒に芝居をしたら面白い」「張り合えるな」と高め合える役者でありたいんですよ。なので「この人を越えてやる!」というよりも「もっと自分は強くならないとダメだな」と。
同世代の人たちと同じ現場で芝居ができたり、活躍している姿を見たりしても、乗り越えたいというよりはすごく刺激を受けます。「今の自分の限界を越えてもっと良くなりたい」「もっとできることを増やしたい」「作品に貢献したい」とパワーをもらえる存在ばかり。そう考えると乗り越えたい人はいなくて、乗り越えなきゃいけないのは自分自身だよなと感じています。