第44回ぴあフィルムフェスティバル開幕。PFFスカラシップ最新作が世界初上映!
清原監督は「約5年という長い時間をかけて作った作品で、トラブルなど大変なこともありましたが、素晴らしいキャストとスタッフの方と作り上げられたこと、こうやって無事に完成できたことをうれしく思います」と挨拶。
『すべての夜を思いだす』(C)PFFパートナーズ=ぴあ、ホリプロ、日活/一般社団法人PFF
撮影はコロナによる影響が大きかったようで、企画が2回ほど変わってこの形になったという。それについて大場は「この話を最初に頂いたときは、3人がキッチンカーで出会う話だったんですが、スケジュールの都合で撮影が延びて、教習所で出会う3人がキッチンカーを始めるというお話に変わったんです。教習所の話だから車を運転できた方がいいと思って免許を取ったんですけど、最終的にガスの検針員役で……(笑)。おかげさまで車に乗れるようになって楽しませていただいてます!」と笑いを誘った。
大場みなみ
一方監督は、「撮影を延期したことで、映画をよりシンプルにしていこうと思うようになったときに、3人それぞれの時間をじっくり描き、3人それぞれがこの世界に生きているということが見せられたらよいかなと思って再出発しました。3人の物語を描いてはいるんですが、街に住んでいるほかの人たちのことも想像できるような作品になればと思って、このようなタイトルにしています。