第44回ぴあフィルムフェスティバル開幕。PFFスカラシップ最新作が世界初上映!
5年という長い時間はかかってしまったけど、今思えば必要な時間でした」とコメント。
清原惟監督
舞台となっている多摩ニュータウンは、約50年前に開発された東京の郊外にあるベッドタウンで、団地と公園が永遠と続く、どこまで行ってもこの景色から抜け出せないように感じる独特の風景。「街をたくさん歩いている中で見つけたいい場所をどうやったら映画にしていけるかを考えていった」と監督が語るよう、場所からインスパイアされたシーンも多くあるそうだ。
また、「困ったことがあってもその都度、キャストみんなが相談に乗ってくれたので、そこまで困ったことはなかった」と語る監督。一方、大場は「監督はリハーサルを結構入念にやるんですが、本番では1回でOKのことが多くて。何回もテイクを重ねないのが印象的だった」と回顧。片や、ダンスをやっている大学生・萩野夏を演じた見上は、「逆に私はテイクを重ねた気がします(笑)」と打ち明けると、夏の友人・吉田文を演じた内田も「私もそんな気がします(笑)」と続く。それについて、内田は「特に見上さんが演じた夏は、感情的に難しい繊細なシーンが多かったのでは」と分析した。
見上愛
内田紅甘
最後にPFF2017で審査員を務めた渡部眞撮影監督が登場し、清原監督に花束を贈呈。