2022年12月19日 17:00
窪田正孝がお湯を慈しむ『湯道』場面写真が解禁! 「湯道所作」のイラストも公開に
入浴前の水分補給を習慣にしましょう。
三、衣隠し(ころもかくし)
脱いだ衣服に、生きる姿勢が表れます。風呂敷で覆う行為は慎ましさの象徴です。
四、湯合わせ(ゆあわせ)
見せかけだけの掛け湯は厳禁です。入浴前に体をしっかりと洗いましょう。湯合わせとは、湯を汚さない、すなわち湯のしあわせをつくることでもあります。
五、入湯(にゅうとう)
湯に入ります。右足から浴槽に入り、波を立てないようにゆっくりと中央に移動します。
手ぬぐいを両手でつかみ、パンと広げて乗せ、右足を少し後ろにずらして、そのまま軸がブレないようにゆっくりと身体を垂直に湯に沈めます。
六、縁留(ふちどめ)
湯に身体を沈めると、浴槽の水位が徐々に上がります。おしりをつき、ゆっくりと身体を後ろに倒していき、縁の頂点でピタリ止まりましょう。目を瞑り、「ふぅ~」と極楽のため息をつきます。
七、湯三昧(ゆざんまい)
湯に没入すれば、自ずと心の垢が剥がれ、汚れのない穏やかな気持ちになっていきます。その到達地点を「洗心無垢」と呼びます。
八、垢離(こり)
汗がじんわりと出てきたら、一度湯からあがり水をかぶります。この温冷浴を繰り返すことで、自律神経が整い、全身の血行が促進されます。