くらし情報『生活に欠かせない“電気”を無用なものに 現代美術作家・タムラサトルの個展「TOKYO マシーン」銀座 蔦屋書店にて開催』

2021年9月10日 14:10

生活に欠かせない“電気”を無用なものに 現代美術作家・タムラサトルの個展「TOKYO マシーン」銀座 蔦屋書店にて開催

TOKYO machine 2021 glass, steel, chain, bearing, motor, cable 102.0 x 390.0 x 60.0 cm


機械仕掛けの作品を制作する現代美術作家・タムラサトルの個展「TOKYO マシーン」が9月18日(土)より銀座 蔦屋書店で開催される。

私たちの生活に必要不可欠な「電気」を用いて、実用性を排除した大掛かりで「措置」と呼びたくなるような作品を制作するタムラサトル。彼の作品は火花を出しながら規則的にON・OFされる白熱灯、バタバタと音を出しながら回る布、ぐるぐると回転するワニなど、これは一体何を目的に作られたのだろうかと疑問に思うものばかり。気づけば無心で作品をじっと観察し、知らず知らずのうちに「素材・形態がもつであろう意味・設定・目的からも、 自由でありたい」と語るタムラサトルの話術にはまっていく。

今回会場では数字や文字、 記号などを形作ったチェーンが延々と回る「マシーンシリーズ」を展示。 アルファベットの「ART」をかたどったARTマシーンや、 「!」(エクスクラメーションマーク)型のマシーン、 また今回初披露となるTOKYO マシーンなど、 20点以上の作品が同時に動く様は圧巻だ。社会に欠かせない有用な電気を、 何も生み出さない、 なんの役にも立たない無用なものとして、 シニカルなユーモアを交えて作品にするタムラサトルが作り出す空間をぜひ堪能してほしい。

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