高橋和也、霧矢大夢ら出演　こまつ座『連鎖街のひとびと』舞台写真＆コメント到着

撮影：宮川舞子

こまつ座『連鎖街のひとびと』が、11月9日(木) に東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAで開幕、演出の鵜山仁ほかキャストからのコメントと舞台写真が到着した。

井上ひさしが「モリエールやモルナールなどに台本の結構を仰ぎ、浅草で学んだギャグを用い、台詞の調子をシェイクスピア、チェーホフらに意識して書き上げた」（こまつ座オフィシャルサイトより）という本作。今回は鍛治直人、加納幸和（花組芝居）、西川大貴、霧矢大夢ら新キャストを迎え22年ぶりの再演となり、昭和20年の旧満州国大連市を舞台に、彼の地に取り残され、通訳将校歓迎会の台本作りを命じられたふたりの劇作家と日本に帰れずその地で必死に生きようとした市井の人々を描く。


撮影：宮川舞子
撮影：宮川舞子
■演出：鵜山仁 コメント
22年ぶりの再演ですが、全く新しい芝居が出来上がったような気がしています。
1945年の大連は連鎖街。「今西ホテル」の半地下の倉庫から、舞台という不思議な場を媒介にして、ここ東京の、紀伊国屋サザンシアターまでつながる芝居の糸。
芝居というものが、果たして現実の誤り、傷を修正、回復、更新することができるんだろうか？われわれにとっては大いに気になる問題を突きつけてくる戯曲です。