2024年4月3日 08:00
映画のプロが今月、最も見たい映画は『悪は存在しない』『アイアンクロー』【月イチ!“ぴあテン”ランキング】
評論家、ライター、編集者など映画のプロが、最も期待している、見たい映画を投票で決定する「月イチ!“ぴあテン”ランキング」「これからみたい」映画ベストテンが発表になり、『悪は存在しない』と『アイアンクロー』が同点で1位となった。
本ランキングは、26人の選者が2024年4月に公開予定の映画の中から「これからみたい」作品を投票して決定したもの。
4月は、『悪は存在しない』と『アイアンクロー』が25pt獲得で同点1位に。しかも奇しくも1位に4人が投票、2位と3位にはひとりずつという得票内訳まで同じという結果になった。
米アカデミー賞で国際長編映画賞を受賞した『ドライブ・マイ・カー』濱口竜介監督の最新作が『悪は存在しない』。「ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞しており、さらなる深化を確かめたい」(平辻哲也)と、再び世界的な賞を獲得したことへの期待が寄せられた。
また『アイアンクロー』は、“鉄の爪”として知られた米国のプロレスラー、フリッツ・フォン・エリック一家の悲劇を描いたドラマ。「格闘技を舞台にして父子の葛藤というテーマなら、良い映画にならないはずはない」(佐々木俊尚)、「あのディズニーボーイ、ザック・エフロンが筋肉ムキムキマンに変身」