<山形国際ドキュメンタリー映画祭2019>が受賞作決定。最高賞はワン・ビンの8時間を超える超長編作に!
そこで私は石の上で焼き付けられた影をみました。そのとき、その影が1945年にそこに立っていた人間の唯一の痕跡であることに気づきました。
この出会いが、この作品『消された存在___立ち上る不在』のコンセプトのバックボーンとなりました。わたしは、この作品がヤマガタで上映されること知ったときに、光栄に思いました。そこにいられなくてとても残念です」とコメントを寄せた。
受賞作は以下の通り。
<インターナショナル・コンペティション>
ロバート&フランシス・フラハティ賞(大賞)
『死霊魂』
監督:ワン・ビン
山形市長賞(最優秀賞)
『十字架』
監督:テレサ・アレドンド、カルロス・バスケス・メンデス
『ミッドナイト・トラベラー』
監督:ハサン・ファジリ
優秀賞
『これは君の闘争だ』
監督:エリザ・カバイ
審査員特別賞
『インディアナ州モンロヴィア』
監督:フレデリック・ワイズマン
<アジア千波万波>
小川紳介賞
「消された存在、____立ち上る不在」
監督:ガッサーン・ハルワーニ
奨励賞
『ハルコ村』
監督:サミ・メルメール、ヒンドゥ・ベンシュクロン
『エクソダス』
監督:バフマン・キアロスタミ
市民賞
『死霊魂』
監督:ワン・ビン
日本映画監督協会賞
『気高く、我が道を』
監督:アラシュ・エスハギ
今回の開催は台風の影響で上映が一部中止。