内野聖陽&有森也実、豪華キャストが再び集結! こまつ座『化粧二題』2年ぶりの再演決定
大衆演劇の座長・市川辰三は、夜の部も迫った40分前、大事な役を背負った役者が一人いなくなり、切羽詰まった様子で座員一同に口立て稽古を始めている。そこへ孤児院でお世話になった一人の先生がやってくる。恩師との逢瀬に喜ぶ辰三だったが、なにやら大切な話がある様子で……。
演じるのは一人でも登場人物は一人に収まらない一人芝居、素晴らしいキャスト・スタッフの創造力と、観客の想像力が合わさって初めて完成するこまつ座第138回公演『化粧二題』に期待してほしい。
内野聖陽(市川辰三役)コメント
前回2019年の公演から、2年が経とうとしています。
一人芝居への初めての挑戦で、とにかく気合いで井上先生の戯曲、演出家鵜山仁さんへ立ち向かって行った気がします。そして、たった一人の舞台空間だけれど、実は沢山の登場人物と一緒に居られるのだ!…ということを初めて知りました。
僕は再演というのは、より作品世界を深め、耕し、豊饒にする絶好の機会だと思っています。
僕の中で、今、いろんな野心が蠢き始めています。
とにかくお芝居は楽しむためのものという原点に立って、僕自身も演じることをもっともっと楽しみつつ、皆様の心に心地よく届くよう楽しく苦しんでお稽古に励んで参りたいと思っているところです。