2023年5月2日 17:00
「監督、俳優の“本気”が映っている作品」中島歩が語る映画『さいはて』
越川監督からも現場で生まれるものを大切にして、それを撮りたいという気持ちが伝わってきたので、「だよね?」という感じで作っていきました。
――越川監督にはどのような印象を持っていましたか?
中島作品を拝見し、俳優への尊敬と愛がものすごく強い方だと思っていました。実際に「俳優がよく撮れればいい」と常に口にしていましたし、撮影中も出来上がった作品からも、役者のプライオリティの高さが感じられます。何でそれを感じるのかというと、具体的には編集やカメラの位置になるのかな。一緒に映画を作る中で、俳優部への言葉からも尊敬と愛を常に感じることができました。
中島歩
――公開決定イベント(2022年12月22日実施)では「体力的にかなり大変だった」とおっしゃっていましたが……。中島かなり疲れました(笑)。7日間の撮影で、相模湖、九十九里などたくさんのロケ地を訪れました。
一番大変だったのは海に入るシーンです。6月でしたが体の芯から冷えました。人生で一番、お風呂のお湯のありがたみを感じた瞬間だったかもしれません。「お湯って素晴らしい!」って思うくらいに、ありがたかったです。
「北澤響さんは最初から最後までまっすぐな人」