松本幸四郎「皆様の未来への希望や勇気となりますように」　未来座1年ぶりのリベンジ公演『夢追う子』本日開幕！

6月4日(金)～6月6日(日)まで国立劇場小劇場にて上演される「第4回 日本舞踊 未来座＝祭(SAI)＝ 『夢追う子』」の開幕に先立ち、6月3日(木)に公開ゲネプロが行われた。

タイトルにある“SAI”とは「Succession And Innovation」の略で、すなわち継承と革新。日本舞踊の伝統をつなぎながら、”いま”こそ輝き、そして“未来”へと光を放つ公演でありたい、そんな願いが込められている。2017年、日本舞踊への固定概念を打破すべく、松本幸四郎ら日本舞踊協会のメンバーが十世 坂東三津五郎の遺志を継ぎ、“未来座”と銘打ち、新たなシリーズを立ち上げた。

2017年の第1回公演では、“水”をテーマに「水ものがたり」「女人角田～たゆたふ ～」「当世うき夜猫」「擽-くすぐり-」の 4演目を上演。それぞれ水の流れと、過去・現在・未来という時の流れに愛、女性、共感、命などを重ね合わせ、現代の私たちに共通するテーマで、今まで日本舞踊に親しみのなかった方にもわかりやすく表現され、大きな反響を得た。2018年の第2回公演のSAIが象徴するワードは“裁”。世界的オペラ「カルメン」を 題材に、様々な運命に裁かれながら生きる女と男を描き、日本舞踊の伝統をつなぎながら、ファムファタルの妖艶な世界を表現。