くらし情報『早乙女太一&倉科カナ『蜘蛛巣城』開幕、人間の“業”を若々しい夫婦に乗せて』

2023年2月25日 12:00

早乙女太一&倉科カナ『蜘蛛巣城』開幕、人間の“業”を若々しい夫婦に乗せて

『マクベス』や映画や既存舞台の『蜘蛛巣城』とも異なる、新たな感情が芽生えるストーリーになっています。最後ははかなく散っていけたら」と本作の可能性を示唆する。加えて「ご覧になったあと“ふたりはどの時代がいちばん幸せだったんだろう?”と考えていただくのも、楽しみ方のひとつかもしれません」と見どころをレクチャーした。

早乙女太一&倉科カナ『蜘蛛巣城』開幕、人間の“業”を若々しい夫婦に乗せて


KAAT神奈川芸術劇場の芸術監督にして、小田倉則保役の長塚は「人は何かを手に入れると、もっと欲しくなってしまう生き物。自分が何者か、本分を忘れて高みを目指してしまう人間の“業”をシェイクスピアが形にして、黒澤明監督が映画化しました。22年前に齋藤雅文さんが戯曲化した舞台でも貫かれている普遍性だと思います」と語り、「こうした作品を次代に継承し繋いでいきたい、という想いで『蜘蛛巣城』を選びました」と芸術監督としてのプロデュース観を覗かせる。
早乙女太一&倉科カナ『蜘蛛巣城』開幕、人間の“業”を若々しい夫婦に乗せて


「映画(三船敏郎・山田五十鈴)も舞台(中村吉右衛門・麻実れい)もそれぞれ魅力ある作品ですが、今回は“早乙女太一・倉科カナ”という若い夫婦のエネルギーでより生々しく青臭く、リアリティのある……現代のお客さんに共感してもらえる夫婦像になっています」

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