2024年2月23日 18:00
a flood of circle、ツーマンファイナルは盟友UNISON SQUARE GARDENと激突【ライブレポート】
定型的なロックチューンではなく奔放なアイデアが存分に投入された曲であり、ギターソロのユニークさは格別。楽しげなムードを加速させるように鳴らされた「いけないfool logic」も華やかさが凄い。ストリングスやブラスのアレンジ、目まぐるしい曲展開はテーマパークへ迷い込んだような感覚も味わえた。
そんなムードから一転、怪しげな雰囲気も漂い、間奏でのフロアの湧きっぷりもとんでもなかった「世界はファンシー」、爽快で疾走感溢れながら各所にフックが散りばめられた「桜のあと(all quartets lead to the?)」、シンプルなライティングで誠実に響かせたバラード「もう君に会えない」と続け、かなりの情報量がどれも詰まっているのだが、どれもがキャッチーで飲み込みやすく、終始フロアの熱気は上昇しっぱなしだ。
ここで15年前のツーマンにおける秘話を斎藤が披露し、そのライブで新曲として演奏した曲を、と「mouth to mouse(sent you)」。現在進行系のバンドとしてぶつかりつつも、やっぱり特別な夜にしたい気持ちはある。はつらつとしたグラマラスなロックチューンを響き渡らせていく。