2022年12月14日 18:00
なぜ『アバター』最新作は完成まで13年かかったのか? プロデューサーが解説
パンドラではすべての生命はつながり、ひとつの巨大なネットワークを形成していることが示唆される。美しい森を破壊し、海の生物たちを際限なく殺してしまえば、その影響は星全体に、そこで暮らす生命すべてにおよぶ。キャメロン監督が本シリーズで最も描きたいテーマが本作でもしっかりと描かれる。
キャメロン監督と長年に渡ってパートナーを組み、プロデューサーを務めてきたランドーは「このシリーズは、ジム(・キャメロン)が描き続けてきた最も重要なテーマに触れているのです」と力説する。
「前作でも環境の問題が描かれました。それは彼が最も情熱を注いでいる問題です。そして彼は家族の感覚を描き続けています。ここでいう家族は単なる血縁ではなく、自分が選んで築き上げた家族のことです。
さらに彼が脚本を手がけた『アリータ: バトル・エンジェル』では”人は自分の内面にヒーローを探し出さなければならない”ということが描かれていますが、『アバター』シリーズでもこのテーマが描かれています。つまり、本シリーズにはジムが映画で取り上げたいと思っているテーマがすべて入っていて、それに加えて数限りないストーリーがまだまだ彼の中にある状態なんです」