巨匠スコセッシ渾身の超大作『アイリッシュマン』が公開に!
監督は長年に渡って遠藤周作の小説『沈黙』を映画化することを模索し続けてきたが、2016年に『沈黙 -サイレンス-』がついに完成。生涯をかけて追ってきた神学や信仰の問題を最大規模で描き切ったスコセッシが、自身のキャリアのもうひとつの主題“社会と暴力”を最大規模で描くべく、こちらも長年に渡って追い続けてきた企画が『アイリッシュマン』だ。
そこで本作には『レイジング・ブル』『グッドフェローズ』など多数の作品でタッグを組んできたデ・ニーロ、ペシ、『ミーン・ストリート』『タクシードライバー』など初期作から出演しているハーヴェイ・カイテル、そして『ゴッドファーザー』ではデ・ニーロと“父子”を演じ、共演も多い名優パチーノら豪華キャストが集結。
撮影監督のロドリゴ・プリエトをはじめ、編集のセルマ・スクーンメイカー、プロダクション・デザイナーのボブ・ショウ、キャスティング・ディレクターのエレン・ルイスら“スコセッシ組”も勢揃いし、撮影は35ミリフィルム、VFXはILMが担当。スコセッシ・シンジケートが総力戦で挑む作品になった。本作はすでに世界各国の映画祭で高評価を集めており、本年度の映画賞レースでもタイトルが挙がることになりそうだ。