2024年3月7日 19:00
前髪ぱっつん少年×MOCKEN×UtaKata 現在地の異なるオルタナティブが交わる"交差点"を見た!『Grasshopper』オフィシャルレポート
で観客が楽しそうに拳を挙げる姿に、笑顔が伝染していった。
中盤戦はしっとりと歌い上げる『空夏、藍に暮る』。サビの転調でUtaKata特有のサウンドが炸裂。続く『HPz』では青い照明の下、前半で熱を帯びた会場をクールダウンするかのようにエモーショナルなサウンドを繰り広げ、Vo.こーだいのロングトーンで会場中を魅了した。
後半戦は、空気は一変し轟音と共に会場中のジャンプを煽り『今ハ今ハ』『妄想症』を連続して披露。赤い照明の下、白いフロアがUtaKataの持つダークでテクニカルな魅力に色付けられていく。「どうでもいいや全部」。ヘイトや鬱憤を音に乗せ、叫び、キャッチーなサウンドに昇華した彼らの音楽は唯一無二のかっこよさを誇っていた。
「やってる音楽も土俵も違うけど、心からリスペクトしてます。あいつにカッコ悪いとこ見せらんねえよな!」
MOCKENへの熱い想いを乗せて歌うラストスパート。一見クールに見えるUtaKataだが、ライブは感情的で包み隠さずに全てを曝け出す、等身大の彼らの姿が何よりも輝いて見えた。
アンコールでは再び『宣戦前夜』と思いきや、ゲストボーカルにMOCKENからVo.永野が参戦し、『閃光前夜(宣戦前夜速いver.)