2022年5月18日 18:00
【ライブレポート】the dadadadys、改名後初ツアーを東京キネマ倶楽部で開幕 「ちょっと緊張してます、自分でもビックリ」
冒頭から制御不能のロック・モード全開だ。
yucco(Ds)
山岡錬(Gt)
佐藤の地を這うノイジーなベース、山岡の激しいギター・カッティングが刻まれる中、「ROSSOMAN」へ。小池はタンバリン片手に捲し立てるように歌に魂を込める。《要らない過去は捨てちゃいますギリギリ・キリギリスギリギリ握り生きる》の歌詞通り、安住を良しとしない、どこか吹っ切れたようなスリリングな演奏にただただ圧倒された。曲が進むにつれ、拳を突き上げてノる観客は増えていった。
また、楽曲によって佐藤やyuccoはコーラスにも参加し、キャッチーな風を吹き込んでいく。ザラザラしたエッジと誰もが口ずさめるメロディとの同居は、コロナが明けた際にはもっと大きな盛り上がりを見せるに違いない。
佐藤健一郎(Ba)
「初めてのワンマン・ライブ、ちょっと緊張してます。自分でもビックリした。
昔の曲もやりますよ。一生青二才、上等!」と小池が言うと、「青二才」をプレイ。性急な曲調とは一線を画した、ミドルテンポのナンバーだ。情景が脳裏に浮かぶ歌詞と共に、小池の蒼い歌メロは甘美なポップ性を解き放っていた。
熊谷太起(Gt)
そして、「メアリー、無理しないで」