2022年11月7日 10:30
中川大志、ボイトレ1年半で昭和の歌謡スター熱演 初座長公演『歌妖曲』が明治座で開幕
としての歌唱披露で「1年半くらい前からボイストレーニングを始めて、体力的にも、歌い方や喉の耐久性を含めて、少しずつですが体の変化を実感している」と確かな手応え。「音楽と芝居がひとつになった音楽劇はやっていても楽しいですし、一生懸命に歌いたいなと思います」と背筋を伸ばした。
主人公の親族・鳴尾家に怨恨を抱くレコード会社の女社長・蘭丸杏を演じる松井は、「ずっと人のことを恨んでいる執念深い女です。全48公演ありますが、一瞬の隙もないくらい恨みのオーラを放ちたい」と決意表明。浅利は裏社会でのし上がるために、主人公と手を組むチンピラ・徳田誠二役を務め、「生きるか死ぬかの二択しかない人物。義理人情には厚く、出会った人間は大切にする」と役どころを語った。
音楽劇『歌妖曲~中川大志之丞変化~』初日取材会より、左から浅利陽介、中川大志、松井玲奈
中川が自身の“座長ぶり”に「座長っぽいことは何も。演劇の先輩方がたくさんいらっしゃるので、支えて、助けていただいてばっかりです」と本音を明かすと、「稽古のたびに、役にひたむきに向き合っている姿を見て、すごいと思った」(松井)、「分からないことは分からないと言うし、しっかり質問し、共演の皆さんと一対一でディスカッションしていたので、すごいなと思った」