くらし情報『サンダンス映画祭:アメリカにおける黒人のリアルを語る『Emergency』』

2022年1月24日 16:35

サンダンス映画祭:アメリカにおける黒人のリアルを語る『Emergency』

『Emergency』 (c)Sundance.org

(c)Sundance.org



「これは友情についての物語。だが、この国で黒人の若い男性であるというのはどういうことなのかも語りたかった」

ケイリー・ウィリアムズ監督は、「Emergency」上映前のヴァーチャル“舞台挨拶”でそう述べた。

主人公クンリー(ドナルド・エリース・ワトキンス)は、卒業を目の前にした黒人の大学生。彼はまじめで成績も優秀だが、親友のショーン(RJ・サイラー)はのんびり屋でおふざけ好き。そんなふたりは、ある夜、思いもかけないことに巻き込まれる。パーティを梯子して大騒ぎする前、ちょっと家に立ち寄ると、リビングルームに見知らぬ白人の若い女性が倒れていたのだ。もうひとりのルームメイトでヒスパニック系のカルロス(セバスチャン・チャコン)は、部屋でゲームに夢中だったため、誰かが入ってきたのに気づかなかった。

クンリーはすぐに救急車を呼ぼうと提案するが、ショーンは断じて反対。
黒人である自分たちを見たら、警察は自分たちに濡れ衣を着せるとわかっているからだ。とりあえず彼女を乗せた車で移動する3人。だが、同じ頃、その若い女性の姉は、パーティの途中で消えた妹を探していた。携帯のGPSを使って検索するうち、姉は、妹が黒人の男性たちと一緒にいることを知る。

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