くらし情報『かわいらしく、ちょっとヘンテコな動物たちが大集合『浮世絵動物園』7月30日より開催』

2022年7月26日 12:00

かわいらしく、ちょっとヘンテコな動物たちが大集合『浮世絵動物園』7月30日より開催

歌川芳藤《しん板猫のあきんどづくし》(後期)


ペットとして愛される猫や犬、日々の営みを助けた馬や牛など身近な動物はもちろん、おめでたい鶴や亀、舶来の象や豹、地震を起こすとされた鯰まで、さまざまな動物が描かれた浮世絵を紹介する『浮世絵動物園』が、7月30日(金)より太田記念美術館にて開催される。

同展では、現代と変わらないペットを溺愛する人々の姿や現代人の想像を超える動物たちの活躍ぶり、妖狐や化け猫、虎と石が合体した虎子石などの伝説の霊獣・ナゾの珍獣など、バラエティに富んだ動物表現を40人の絵師による作品で展観する。

動物を描いた浮世絵のなかでも、特に人気が高いのが擬人化した動物たち。相撲をとる兎、商売や勉強をする猫、喧嘩や宴会芸をする鳥、踊るタコなど、ユーモラスでほほえましいのはもちろん、当時の生活風俗をも教えてくれる多彩な擬人化作品を紹介。さらに、北斎晩年の代表作《雨中の虎》、猫の絵の中でも屈指の人気を誇る広重《名所江戸百景 浅草田甫酉の町詣》など、実力派絵師の名作も公開する。

バラエティ豊かな約160点の作品を通して、江戸に生きる人々と動物たちとの多彩で濃密な関係性に触れてみたい。


かわいらしく、ちょっとヘンテコな動物たちが大集合『浮世絵動物園』7月30日より開催

歌川芳虎《家内安全ヲ守十二支之図》(後期)

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