2023年10月10日 12:00
【おとなの映画ガイド】AIと人類が戦う近未来、最終兵器は意外な形! 『ザ・クリエイター/創造者』
と語っているが、ローランド・エメリッヒ監督が一風変わったゴジラを登場させ不評に終わった後を受けて、ハリウッド版の『GODZILLA ゴジラ』(2014)を監督するチャンスを得、見事に復活させる。さらに、『スター・ウォーズ』のスピンアウト作品『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)、こちらも大成功。
監督した長編映画は以上3本だけ。しかし、数ある映画人のなかでも『ゴジラ』と『スター・ウォーズ』を制したのは彼ひとりだ。フィルモグラフィとしてはこれで十分映画史に残る偉業。4本目の本作は、いよいよ、アイデアも脚本もエドワーズ監督のオリジナル。まさに彼が、この世界の創造者なのである。
描いているのは、AIテクノロジーが頂点に達した今から50年後の未来。
人類を守るはずのAIが核を爆発させた事から始まり、人類とAIの間で戦いが激化している。AI側はついに人類を滅ぼす“兵器”を開発した模様だ。その兵器のクリエイターを探しだし、破壊するというミッションを遂行するため、元特殊部隊のジョシュアが敵陣に潜り込む。ところが、ジョシュアがつきとめた兵器は、あどけない6歳の少女の姿をした超進化型AIだったのだ。