2022年5月23日 12:00
成田凌&葵わかなW主演、演出・杉原邦生で立ち上げる新たな『パンドラの鐘』【取材会レポート】
しかもマインドがいつもオープンで、なんでも吸収しよう、なんでもやってみます!みたいな。葵さんはいい意味で真面目で、自分なりの意見を持って稽古に臨まれるのですが、僕がなにか言うことで、今までの自分を自分から壊すことが出来る。破壊と創造がちゃんと出来る人というか。だから舞台を一緒に作っていく方としては、おふたり共すごくやりやすいですし、なにも心配はなくて。初日までに絶対、いいミズヲとヒメ女を作ってくれるだろうという信頼があります。
いい作品には、必ず現代にリンクする部分がある
――最後に、公演を楽しみにされていらっしゃる読者にメッセージをお願いします。
成田作品的に難しい部分もありますが、それは全部僕らがやりますので(笑)。お客さまには物語的にも、視覚的にも楽しんでいただけると思いますし、壮大なエンターテインメントをお届け出来ると確信しています。
葵23年前の作品ですが、やっぱりいい作品には現代にリンクする部分があって。それは悲しいことでもありますが、私たちが信じるエンタメの持つパワーがこの時代に作用し、なにか少しでも今を生きる方々にお届け出来たらなと思います。
杉原こういった社会状況の中で、ライブのエンターテインメントを観に行くということ自体、尻が重くなっているような時代かもしれません。