くらし情報『成田凌&葵わかなW主演、演出・杉原邦生で立ち上げる新たな『パンドラの鐘』【取材会レポート】』

2022年5月23日 12:00

成田凌&葵わかなW主演、演出・杉原邦生で立ち上げる新たな『パンドラの鐘』【取材会レポート】

左から、杉原邦生(演出)、葵わかな、成田凌 撮影:源賀津己

撮影:源賀津己



23年前、当時のシアターコクーン芸術監督であった蜷川幸雄の依頼により、野田秀樹が書き下ろした『パンドラの鐘』。本作は両者それぞれの演出により連続上演され、それは今なお演劇界の事件として語り継がれている。そんな名作が、気鋭の演出家・杉原邦生の手で甦ることに。古代を生きるミズヲとヒメ女を演じるのは、成田凌と葵わかな。稽古の日々を重ねる3人に、本作に寄せる想いを語ってもらった。

パンドラの鐘に込めた“希望”をどう未来に繋ぐか

――蜷川幸雄さんの依頼を受け、野田秀樹さんが1999年に書き下ろされた作品ですが、新たに杉原さんが演出される上で意識していることは?

杉原基本的にこの物語は、現代で発掘された“パンドラの鐘”の謎を解くというサスペンスと、古代のミズヲとヒメ女のラブストーリーというふたつの軸が同時に進行していき、最終的には長崎に落とされた原爆の話へと集約されていきます。そこで野田さんがパンドラの鐘に込めた“希望”を、僕ら今の人たちがどう未来に繋いでいけるのか。そういうことを考えながら作品を立ち上げていきたいと思っていて。
重いテーマを扱ってはいますが、取り立ててそこを強調するわけではなく、とはいえなんとなくお客さんに引っかかるようなフックを要所要所に作りつつ、終盤へと繋げていきたいと思っています。

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